2009年07月01日

貧血での頻脈の機序

 久々に「つぶやき」以外の更新である。たまにはこちらも載せないと片手落ちと言われかねない。
 さて、血液中のヘモグロビンが酸素と結合し、身体のすみずみまで酸素を運ぶことは医学生なら当然理解しているであろう。
 血液と酸素の関係は、ちょうど運行されている電車とよく似ている。具体的には、ヘモグロビンが座席で酸素は乗客である。パルスオキシメータで測定した血中酸素飽和度が98%というのは、ここでいう電車の座席がほぼ埋まっている状態といえる(100名座れる車両に98名座っている状態。2名分はたまたま空きがあると言うこと)。
 例えば貧血の時はこの座席数が減少するというわけである。このため、乗客をいつもどおり運ばなくてはならない鉄道会社(正常な生体)は、列車の本数を増やし、乗客である酸素を運ぼうとする。これが貧血時の頻脈の機序である。
 また、低酸素血症の場合は、駅の改札が狭くなり(もしくは改札数が減る)、一度に通れる乗客(酸素)が少ないために症状が現れ、やはりこれを解消しようと運行数が増える(頻脈)というわけである。このように覚えると、難しい循環の機序も比較的わかりやすく容易に覚えることが可能ではないだろうか。
posted by pt_onuki at 05:44| 千葉 ☔| Comment(3) | TrackBack(0) | 運動療法学(呼吸・循環・代謝系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おひさしぶりです。
なるほど 解りやすい例えですね。

本当に理解している人は
解りやすい例えができるものですよね。


話が少しそれますが、漫画家の手塚治さんが調べごとをするときは子供用の本を最初に読みその後、専門書を読むそうです。
子供用の本はいかに解りやすくかを主目的としてますからね。
この勉強法は私もよく使います。

Posted by sinnziro at 2009年07月03日 23:40
sinnziroさん、いつもコメントありがとうございます。

そうですね。
子供向けの本、は確かにうまいやり方ですね。
元NHKの池上彰氏も、週刊こどもニュースなどでやっていましたし、このスタンスは自分も取り入れていますが、自分自身の頭の整理にもなり一石二鳥ですね。

まあ、あまりわかりやすくしすぎて、
本来の教育の考え方からすれば、学生が受け身の
姿勢から自学自習の姿勢へと変わっていくのを阻む可能性もなきにしもあらず。
とはいえ、こういうwebの世界では不特定多数の学生を対象とする故、できるだけわかりやすくを心がけている、というところですね。
学習しようと言う意識に目覚めた学生は貪欲というか、ちょっとわかったくらいでは安心しないものでしょうから。
Posted by おぬき at 2009年07月04日 06:59
これについての詳細情報があります....ブログニース...本当に鎌状赤血球貧血症はアフリカ系アメリカ人に影響を与える遺伝性疾患です。赤血球が三日月遺伝的欠陥のための形になります。酸素は貧血の原因となって、体内の臓器を取得しないように彼らは、急速に分解します。また、小さな血管にはまり三日月形の赤血球、
Posted by メスチノン  at 2011年03月14日 19:04
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