具体的には、前者にはマッスル・セッティング、SLR、チューブ・エクササイズ、重錘ベルトを足部などにつけて脚を下垂して行う筋トレなどがあたり、後者にはスクワット、ランジ、レッグプレスなどがこれにあたる。自転車漕ぎなども負荷強度にもよるが後者に属する。
一般的には運動療法ではOKCから始め、徐々にCKCに持っていくのがよいとされる。これはOKCの方が一度に働く関節が少なく、運動をコントロールしやすいためである。しかし、我々が日常行っている動作や運動は単純なものはごく少なく、また、より巧緻性を要求されるような動作・運動を獲得するためには身体の各関節が複合して行われるという意味でもCKCをねらった運動を行っていく必要がある。
運動療法を進めるOKC→CKCの順序については、例外として膝ACL損傷の靱帯再建術などではスクワットなどのCKCが推奨されることもある。それぞれの長所・短所をよく理解して正しく用いたいものである。




サッカーでいうところの
蹴る側の足がOKCで、軸足がCKCと言ったところでしょうか。
我々のお客様はほとんどが筋骨の弱っている高齢者が対象。
スポーツリハビリでない限り、高い負荷でのOKCはリスクが高い気がします。
(普段生活している上であまり経験することのない運動はリスクは高い)
訪問リハではOKCは準備体操と位置づけて、
本当の筋力強化は起立訓練(スクワット)が安全に思います。
(OAがあるとまた慎重にならざるをえないが)
間違っていたらゴメンナサイ。
ただし、高齢者が主体の在宅の現場であっても、
OKCの準備体操的な単調な重錘ベルトの筋トレよりも、
CKCである立ち上がり訓練(起立ー着席訓練)を重視して欲しいですね。
更には、様々な場面での姿勢の維持や抗重力姿勢での活動(歩行も含め)では、
単調なOKCだけでは獲得できない場合もあろうかと思います。
とかく、活動制限にアプローチする事が多い昨今ですが、
OKCだけにとらわれていると大切なものを見逃してしまう気がしますね。
あとは、リスク管理に気をつける事でしょうか。
(転倒、OAのリスク、バルサルバ効果による循環器のリスク等・・・・)
そうですね。臨床的にはその考え方が大切ですね。
機能障害のアプローチだけでは何も効果があがらない、
活動や参加に結びつかない理由がここには隠されていますね。
OKCを含めた単関節の運動さえも教えてもうまくできなかったりすることも多いですしね。
そういう意味でも、いかに必要な動作を必要なだけ(過不足なく)、効率よく、タイムリーに教えられるか、が重要です。
そのための姿勢や関節の変形などが動作にどう影響を与えているか、構造学的な事もそうですし、
患者さんの理解度や認知という点もより重要になってきますね。
臨床では加齢や疾患の影響によって、本当に様々な患者さんがいます。
大切な事は、その個人差をふまえて、
いま目の前の患者さんに何をすればベストなのか判断する事ですね。
OKCやCKCの考え方もそうですし、身体の使い方・効率もそうです。
そういうことを念頭においた上で、どうアプローチするか判断できる、
それがPTのあるべき姿のように思っています。