2010年11月01日

青竹踏み

 臨床を経験すると、いろいろな工夫が必要になってくる。今回はその一例を紹介したい。
 土曜日のデイの内容について、マンネリ化というのもそうであるが、動かない利用者をもっと動くようにさせたい、という要望があった。
 土曜日は時間が短く、また入浴などのサービスもないため、どうしても活動性も低くなりがちである。また土曜日に見えている利用者は要介護度の低いか要支援のかたが多いものの、肥満気味で運動嫌いのかたが多いという特徴もある。
 さらに土曜のデイはマンパワーも少なく、あまり手の込んだ仕掛けを作りにくいということも考慮に入れて考えなければならなかった。
 そこで「青竹踏み」である。
 100円均一ショップで100円の竹踏みグッズをいくつか購入。デイでの活動の空き時間に何人かのグルーブをまとめて誘い出し、椅子の背もたれにつかまって竹踏みの体操を試みた。
 片麻痺のかたで足底が知覚過敏になっている人には足踏み部分についているイボイボが強すぎるので、タオルを敷くなど個別に対応。
 ここで重要なのは、効能などの細かい部分がどうのこうのでなく、これをグループで行うことで「活動」を増やし「参加」へ引き上げようとすることである。とにかく動きたがらない人というのは座ってする作業を好む。さらには職員も安全管理の面からどうしても立って行う作業を敬遠しがちになるということである。体操も座ってするものが多いしね。
 やってみると意外に好評。予想以上に利用者さんたちもノッてきて、笑顔が見られうまくいった。後は足踏みのやり方にバリエーションを持たせ、飽きない工夫をすれば何とかルーティンワークに持っていけそう。
 かように安価で単純な工夫が地域理学療法には必要なのである。
posted by pt_onuki at 03:45| 千葉 ☁| Comment(2) | TrackBack(0) | 地域理学療法学 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほど
アイデアがあれば
100円ショップはネタの宝庫ですね。
私も ホームセンターなんかにいくと
単なる素材、部材から何かできないかと
想像してみます。

ちょっと話がそれますが、最近 テレビゲームもデイにとりいれるところがあります。
今度のプレステの 棒はいいですね

リアルです。
Posted by sinnziro at 2010年11月01日 17:44
sinnziroさん、コメントありがとうございます。

これですかね。
http://www.jp.playstation.com/ps3/move/index.html?tkgpscom=gogadmovetop2010autumn

なかなか面白そうですね。
同じようなもので、Wiiなんかもありますよね。
数年前なら、このようなものはとても思いもつかなかったでしょう。

世の中が、人口の減少、若年の労働者世代の減少によって、消費の対象も売られるモノも今までとは違う舵取りが必要になっています。
シルバーエイジ向けの消費活動を刺激するモノ、
介護というより、もっと彼らの自己実現にフォーカスしたモノが求められているように思いますね。
iPadなんかも、ある意味同じ括りに入れることも可能かと…。
Posted by おぬき at 2010年11月01日 21:22
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/167865966
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック