2015年11月01日

つぶやき#136 私が内部障害の専門を目指したわけ

 理学療法士養成校の授業で私が一番苦手であった科目、それが「生化学」である。高校で化学はとっていたが、あの化学式の暗記が苦手で、その影響が進学してもそのまま出てしまった格好である。
 そんな私が、今や内部障害系の専門理学療法士なのだから世の中何がどうなるのかわからないものである。そもそも、苦手な分野なのに何故それを志すようになったのか、今回はその辺りを話そうと思う。
 最初に就職したリハビリテーションの専門病院での臨床は脳血管疾患や難病、脊髄損傷など多岐にわたる疾患を診させていただいた。しかしここはopeの施設などがなく、整形外科疾患は慢性期の対象者しか診ることができなかったのである。オールマイティを目指していた自分としては、それらを診ることのできる病院への転職を決意。それが2番目に勤めた総合病院であった。ここでもちろん整形疾患も随分診させていただいたが、この病院で初めて糖尿病をはじめとする代謝疾患との出会いがあったのである。毎月の糖尿病教室の準備、そして専門医の先生から進められた学会発表。管理栄養士さんとの切磋琢磨。今となっては懐かしい。
 そしてもう一つ、この頃高校時代の恩師が糖尿病で亡くなった。最期は失明し再起をかけていたときの出来事であり、ご自宅へご焼香へ行ったときのことは今でも鮮明に覚えている。こういう不幸を何とかしたい、PTとしての未熟を感じつつ志としてそう強く思い始めたのであった。
 このようなきっかけ、そして出会いがなければ今の自分はなかったであろう。そう考えると何か因縁のように思えてくるのである。
 今はフィールドを教育に変えたことにより実際の糖尿病の臨床から離れてしまったので、この次の資格更新はなさそうであるが、この時の思いはずっと大切にしていきたいと思っている。O先生に少しは恩返しが出来たかなあと思う今日この頃である。
posted by pt_onuki at 04:53| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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