2016年02月01日

つぶやき#139 コッキーポップを知っていますか?

次のナレーションを知っているだろうか?

黙っていれば友達になれない、
叫ばなければ消え去ってしまう。
私たちが生まれてきた時から、
育ててきた何かを伝えあうために、
ちぎれかけた世界の心と心を
繋ぎ合うために、
私たちの歌が今 ここにある。

 この台詞は、俳優でDJの大石吾朗がラジオ番組「コッキーポップ」で読み上げた同番組のモットーでありテーマである。この番組は財団法人ヤマハ音楽振興会が主催する「ポプコン」のために用意された音楽番組で、当時絶大な人気を誇った深夜放送「オールナイトニッポン」の前座だったと言えば思い出す人も少なくはないのではなかろうか。
ヤマハといういち民間企業団体が興業を手がけるこのアマチュア音楽コンテストは非常に戦略的であった。中島みゆき、谷山浩子、八神純子、チャゲ&飛鳥らを輩出し、この時代のひとつの音楽文化を形成していったことは有名な話である。
 さてここからが本題だが、これからの高齢社会・人口減少社会を考えた時に、このヤマハのやり方はとてもよい手本になるように思うのである。我が団体が中心になって、高齢者の運動習慣をさらに引き上げるための啓発の戦略としてこれを取り入れてみてはいかがだろうか。ヤマハの場合、この事業を興したのは最初は楽器を売りたいとかそういう単純なものだったかもしれない。しかし結果的に歌作りをプロだけでなくアマチュアの手に広めたという意味で、この団体の「歌ごころ運動」は大成功だったわけだ。この運動の目的であった「歌」を高齢者の「活動」に読み替えて現代に復活させられないか、そんなことを考えている。
 1970-80年代。高度経済成長のこの時代でも、このナレーションのように「こころ」を忘れてはいけないというテーゼはきちんと社会の根っこにあった。むしろ現在の方がこころは大切だと言いながら実際には何もしていない、そんな風に見えるのは私だけであろうか。
posted by pt_onuki at 05:50| 千葉 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック