2016年08月01日

つぶやき#144 VRとリハビリテーション医学の関係

 今回は私の研究の専門領域、ヴァーチャルリアリティ(VR)とリハビリテーション医学の関係について述べてみよう。
 実はこの二つは兄弟みたいなものなのである。それは両方とも産みの親が「戦争」であるということに端を発する。まず日本における現在のリハビリテーション医学のルーツは北米から入ってきたものであるという事実。これは上田敏の著書「リハビリテーションの歩み:その源流とこれから」を参照していただきたいが、すなわち米国の戦傷軍人を再雇用するために発展したのが現在日本で主流となっているリハビリテーション医学である。
 またヴァーチャルリアリティもそのルーツは、米国空軍やNASAの次世代航空機やロケットのコックピットの研究に端を発している。折しもこれらは東西冷戦の時代、核攻撃から自国を守るための予算が背景にあったわけである。
 戦争を肯定するわけではない。しかし戦争があったからこそこれらの領域が発展したのは事実であり、いつの時代も歴史にはこのような矛盾が見え隠れするものなのである。
 さてこの二つであるが、手前味噌だがこれらの融合が実はこれからトレンドになると認識している。これからの世の中は予防医学・長寿にどのような意味を持たせるかがキーワードであろう。そのときにVRが威力を発揮する。VRとは「そこにないもの」に価値を見いだす技術である。とすれば、これからの人口減少・労働力不足・社会保障費の問題(医療費の増大)・東京一極集中と地方の過疎化の問題、などの解決にこのVRの技術がきっと役に立つはずである。どのように役に立つかについては、また今度述べることとしたい。
posted by pt_onuki at 00:24| 千葉 ☀| Comment(2) | TrackBack(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです。
本題とズレてしまいますが、
先日、PSVRを体験してきました。
いやー凄かったですね。
初めてファミコンをした時と同じぐらいの
衝撃でしたね。VR廃人生産しますね。
今は目とか耳とか間接的アプローチですが、
将来的には直接脳と直結したりするのですかね。
攻殻機動隊の世界に近づきますね。
すいません、全く関係ない話で。
Posted by どるねろ at 2016年08月22日 19:22
どるねろさん、お久しぶりです。
いえいえ、関係ない話でもないですよ。
攻殻機動隊の世界はもうすぐそこまで来ていますよ。
目の悪い私も、いつかバトーのように・・・。
Posted by おぬき at 2016年08月22日 21:55
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