2017年09月01日

つぶやき#154 第49回医学教育学会プレコングレスに参加して

 先月8月17〜19日、表記学会が札幌で行われ、前入りでプレコングレスにも参加した。この企画は札幌医科大学と東京の会場をネット回線およびsnsで結び議論するワークショップだったのだが、今回はそのことについて書こうと思う。 テーマは【人工知能の発達に対応する医学教育】であり、AIが発達すると職を奪われると言われるが、医療の世界でも診断をはじめ革命的な変化が起きるのでは、というような煽りの文字が目をひく内容だった。2会場およびその後の途中加入を含め総勢41名での議論であったが、普段は考えもしないけれどよく考えればこれからの医療の現実的な方向性を考える上でとても興味深い内容だった。
 それは突き詰めて言えばAIでベテランも新人も同じレベルの高度な診断プログラムを手に入れることが出来る、ということである。多少の違和感を感じつつも、医療の中では医師から職を奪うのではなく、属人的な格差が解消の方向に向かい、これらを上手に使うことで医師はさらに仕事を効率化する方向へ向かうであろうとのことである。現在でもAIは第3世代と言われている。数年前のIBMのワトソンの暴走にあるように、AIへの教育さえしっかり出来れば(使いこなせれば)、AIが医療の中に最適な形で入り込むことを疑う余地はない。その場合大切なのは、医師各々がきちんと哲学を持てるかと言うことである。もっと具体的に言うなら、自分の頭で考えずにただルールを守って診療行為をしているだけの医師では駄目、自発的に考えて行動できる、その理由を説明できるだけの哲学を持ちうるものが生き残れるということなのであろう。考えてみれば当たり前のことではあるが・・・。
 他の本学会の発表やシンポジウムも刺激的ではあったが、今回のような参加型のワークショップは初めてであったので大変有意義だった。同時に自分の知識の狭さ、行動力のなさに改めて気づいた機会でもあった。まだまだ修行が足りないかな。もっと精進しなければいけないね。
posted by pt_onuki at 03:00| 千葉 ☁| Comment(0) | つぶやき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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