2007年08月04日

"v"と"c"

spiro.jpg
 さて、vとcとはなんのことであろうか? ビタミン、ではありません。 答えは「肺気量分画」のことである。
 上の図が何かわかるであろうか。これが肺気量分画の図であるが、これを箇条書きにすると以下のようである。

・全肺気量(TLC:total lung capacity)
・肺活量(VC:vital capacity)
・最大吸気量(IC:inspiratory capacity)
・機能的残気量(FRC:functional residual capacity)
・予備吸気量(IRV:inspiratory reserve volume)
・1回換気量(TV:tidal volume)
・予備呼気量(ERV:expiratory reserve volume)
・残気量(RV:residual volume)

 お気づきだろうか? 上の四つが"capacity"で下の四つが"volume"なのを。(図でいうと、太枠の中がvolume、それ以外がcapacity)
 図を見れば明らかだが、肺活量(VC)は予備吸気量(IRV)、1回換気量(TV)、予備呼気量(ERV)を足しあわせたものである。これが"capacity"と"volume"の名前の区別の由来である。
 因みに、この場合"v"のつくものを一次分画、"c"のつくものを二次分画という。
posted by pt_onuki at 04:16| 千葉 | Comment(5) | TrackBack(0) | 運動療法学(呼吸・循環・代謝系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
なるほど…
勉強になります φ(..)メモメモ
Posted by 気まぐれ at 2007年08月04日 11:32
気まぐれさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。

OTのかたにはちと耳慣れないかもしれませんね。
でも、最新のOTジャーナル(2007.8月号)は特集が「呼吸作業療法」ですよね。
石原文献や特に児玉文献はPTでも非常に興味深く拝見しました。

PTの学生でもOTジャーナルはおさえておきたいですよね。
Posted by おぬき at 2007年08月04日 12:28
まだ見てませんが、OTジャーナルの特集がそうなんですか。驚きはしませんが、やはりどんどんPT、OTの境界がなくなり、専門性がより素人にはわかりずらくなって来ていますね。何れ、リハビリ士へ近づいているのでしょうかね。
Posted by ぷろPT at 2007年08月08日 12:45
capacity"と"volume 
単語の意味のニュアンスの違いを
この図を見てますと感じました。
Posted by sinnziro at 2007年08月08日 17:35
>ぷろPTさん、
まあ、境界がなくなるイコール専門性がなくなる、
というわけではありませんので、そんなに心配には及ばないでしょう。
ただ、一般人にはわかりづらくなるかもしれませんね。
その点は玉に瑕でしょうか。

この児玉文献は、呼吸器疾患のかたの具体的なADL動作について言及しているところが新しいですね。
このへんはさすがOTだなあと感じ入りました。
例えば、洗濯物を干したり、布団を干したり、
上肢を上げ続けて等尺性収縮を続けるような動作は呼吸器疾患には要注意ですが、
これにもっと踏み込んだ点や、具体的にADLテストとして点数化したところは素晴らしいです。

>sinnziroさん、
そうですね。
理屈でなく、英語を感覚的にみてもこの場合はおもしろいですね。
Posted by おぬき at 2007年08月08日 20:15
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