2007年10月06日

パルスオキシメータ

 最近、訪問リハビリなどでも大活躍のパルスオキシメータ。なにげなく使っていないだろうか?今回はそんなパルスオキシメータを使う上で注意するポイントについて述べてみよう。
 パルスオキシメータは還元ヘモグロビン・酸化ヘモグロビンがそれぞれ赤色光・赤外光を吸収することを利用して、プローブで指をはさみ爪床部の血管に2種類の波長の光を当てて通過した光の強度からそれぞれのヘモグロビンの比率を求めるものである。
 したがって、体動により影響を受けやすい。安静状態での測定が原則である。
 さらに、濃いめのマニキュアをしていると爪床部にきちんと光が当たらないのでこれも不可。また、滅多にないことだが指が太すぎる場合や変形している場合もプローブの位置がずれて正確に計れないことがある。
 それから表示画面には拍動の様子が表示されるのでこれを必ず確認する。拍動が減弱している心不全や動脈の血行障害、低体温などの疾患では脈波が正確に取れないことがあるので測定の際は注意する。
 一般的にはSpO2が70%以上であれば誤差は±2%である。

以下にPaO2とSpO2の関係を記す
 PaO2   SpO2
100Torr   98%  正常値
60Torr   90%  呼吸不全の境界値
50Torr   88%
40Torr   75%
30Torr   60%
posted by pt_onuki at 00:11| 千葉 | Comment(4) | TrackBack(0) | 運動療法学(呼吸・循環・代謝系) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本当に訪問リハビリで大活躍しています

携帯性にも優れ頼もしいですね。
価格もだいぶ安くなりました。

Posted by sinnziro at 2007年10月09日 22:52
sinnziroさん、コメントありがとうございます。

そうですか。
訪問リハを生業にしているかたが言うと説得力が違いますね。

たしかに価格も下がり、本当にあちこちで指を挟む光景を見かけるようになりましたね。

ところでとりあえずは安い機械でも測れるようですが、やはり安価なものは上記のようにセンサー部分の精度に問題があったり、また拍動の感知が不十分などの影響があるようですね。
大事なのは本体と言うよりはプローブの部分でしょうか。
壊れにくく、精度の高い、相応のものを使いたいものです。
Posted by おぬき at 2007年10月10日 03:40
マニュキアをしていても指を横からつまむようにすれば大丈夫ですよ。
あと臨床での注意点は遮光もありますね。サチュレーションは太陽光や蛍光灯の下では上手く計れないことがあります。低くなる。

可能なら血液データでヘモグロビンも見てた方が良いかもしれないです。低いと数値が高くても息切れがあったり、多血症だと低くても問題が無いこともあります。
Posted by 村 at 2007年11月24日 21:23
村さん、コメントありがとうございます。

そうですね。こういう工夫を現場はしているのですね。
また、パルスオキシメータのデータだけを鵜呑みにするのでなく、検査データ・看護記録等と比較することも大切ですね。
Posted by おぬき at 2007年11月25日 06:53
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